・映画『日本と原発』試写会‥‥レジメ(その3)
・映画『日本と原発』試写会‥‥レジメ(その3)
(*レジメを作る際に‥注記しませんが‥wikiなどを参照させてもらっています)
([*]以下は‥当ページ管理人・赤シャツの感想です)
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・体内被曝であるので、したがって細胞成長の著しい、平均余命が長い子供達に最も影響が大きい
・放射線障害は、ガンに限られるものではない。
(*ヨウ素は甲状腺、セシウムは筋肉、ストロンチウムは骨に蓄積される。‥)
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(1)アナトーリー・チュマク氏(ウクライナ放射線医学研究センター副所長)
・岩波ブックレット「ルポ チェルノブイリ28年目の子どもたち」
・映像報告「チェルノブイリ・28年目の子どもたち」
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(2)エフゲーニャ・ステバノワさん(医学博士、ウクライナ放射線医学研究センター 放射線・小児・ 先天・遺伝研究室長。ウクライナ名誉博士)
・チェルノブイリからの警告 ~5万人の子どもを診察したエフゲーニャ・ステバノワ医学博士
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(3)コンスタンティン・ロガノフスキー(ウクライナ医学放射線医学研究センター所長)
・<太郎のブログ>さんに、(週刊現代2011年7月16日・23日合併号に掲載されたコンスタンティン・ロガノフスキー博士へのインタビュー(フリージャーナリスト大和和基氏による)が、テキスト化されていた。
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(*「津波」が事故を拡大させたのは間違いないであろうが、‥その「津波」は喧伝されたような「想定外」だったのか?)
・2008年に東電は文部科学省の地震調査研究推進本部の試算をもとに、津波の遡上高を再試算していた。再試算の結果‥建設当時の予測を大幅に上回る15メートルなることが重役会議で取り上げられたが、東電幹部(吉田昌郎所長も関与か?)がにぎりつぶす。→2011年ようやく福島第一原発事故の3日前に保安院に報告された。
2011年8月24日22時14分 読売新聞‥(*<Everyone says I love you !>さんが魚拓しておられた。)
< 東京電力が、福島第一原子力発電所で、同社の想定を大きく上回る高さ15メートルを超える大津波が遡上する可能性があると2008年春に試算しながら、津波対策強化に生かしていなかったことが24日、わかった。
これまで東電は、政府の事故調査・検証委員会に対し、高さ10メートル以上の津波の可能性があるとの試算を説明してきたが、15メートル超の遡上高の試算が明らかになるのは初めて。東電は、結果を、東日本大震災4日前の今年3月7日に経済産業省原子力安全・保安院に対し報告していた。
福島第一原発は3月11日の東日本大震災の際、試算結果とほぼ同じ高さ14~15メートルの津波に襲われた。
東電によると、文部科学省の地震調査研究推進本部が02年7月に三陸沖から房総沖を震源とする地震の発生確率などを公表したのを受け、東電は、08年に明治三陸地震(1896年)規模の地震が、福島県沖で起きたと仮定して、福島第一と第二の両原発に到達する津波の高さを試算した。
その結果、第一原発の取水口付近で高さ8・4~10・2メートルの津波が襲来。津波は陸上に遡上、1~4号機で高さ15・7メートル、同5・6号機で高さ13・7メートルに達すると試算した。>
(*この件については、先月あたりから、詳しい報道が何本かあり、[レジメ1]にリンクをとったので参照ください。)
(*現在でも、原発の様々な危険性の調査チェックは、基本的にまずは電力会社がやることになっている。報告を受けた規制庁がチェックする流れ。‥‥)
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・田中六彦さんの話
・バブコック日立に原子炉圧力容器設計技術者として勤務。1986年チェルノブイリ原発事故を視察して‥
「ひとたび事故が起こると社会全体が崩壊してしまった」ことを目の当たりにする。
(*個人的な被害を超える社会全体の崩壊の可能性を孕む原発事故)
・事故直後から「想定外の津波原因」説がいっせいに喧伝されたのはなぜ?
(*東京電力はすでに2007年、中越沖地震が原因で原発が大破する経験があったために‥東電自身が「原発は地震で壊れたと容易に想像できたので‥即座に「原因は地震ではなく想定外の津波である」と喧伝できた。‥つまり、地震が原因であるとされてしまうと、地震列島に立地するすべての原発は危ないとされてしまう‥ことを恐れた。)
・津波の2分前に1号は壊れていた。
15:37…総電源喪失
<参考文献>
(*‥赤シャツが蔵書しているものですので、読んでみたい方は、声をかけてください。貸し出しいたします。)
・ナタリヤ・E.プレオブラジェンスカヤ星川淳 監訳『調査報告 チェルノブイリ被害の全貌』(岩波書店2013年刊)